ミャンマーではこれは新車です!

ASEAN(東南アジア)

皆さんこの車の写真をみてどう思いますか?
手前からTOYOTAのカルディナ、クラウン、クラウン。
全て10年くらい前のモデル。
ミャンマーではこれは新車です!



日本ではこれらは当然中古車というカテゴリーに分類されます。
誰かが購入して乗った瞬間に日本では中古車です。

しかしミャンマーでは違います。
これらの車は全て新車のカテゴリーに入ります。

ミャンマーでは車屋さんも視察しました。
ミャンマーではこれは新車です!

ミャンマーではこれは新車です!


僕達からすることここは中古車センターなんだけど、ミャンマーの人からすると新車販売店みたいな感覚らしい。
意味がわからないですよね(笑)


こういうことらしいです。

ミャンマーには1年ほど前まではボロボロの車(日本ではもっと前に廃車になっているような)ばかりが走っていました。
写真に写っているようなのは全然マシな方で、ボディが錆びて穴が開いているような車が走っているのもたびたび見ました。
ミャンマーではこれは新車です!

ミャンマーではこれは新車です!


ところが規制が緩和され、車種にもよるが10年落ちくらいまでの中古車の関税がグンと下がったらしいです。
(ミャンマーは車種と年式によって税金が変わる)
これは現政権が2015年の国内の総選挙に向けて経済発展を目に見える形で遂げる必要があり、その1つの政策として車の関税が下げられたそうです。

その結果、ここ半年で街を走る車がどんどん新しくなっていったそうです。
それまでは10年落ちのクラウンが2000万円くらいだったのに現在では200〜300百万円くらいにさがっているそう。

これまでは穴が開いたような車に乗っていた人にとっては日本では10年落ちの中古車でもピカピカの新車なのです。

ちなみに断然TOYOTAが人気らしい。
理由はミャンマーは道路事情はまだまだ悪く、アスファルトで舗装されていてもかなり凸凹の道が多いので車が早く痛むのです。
当然修理が必要になるのですが、パーツがない車の修理は出来ず、世界的にパーツが流通しているTOYOTAの車なら国内にもパーツのストックがあり、比較的容易に修理が出来ることからダントツにTOYOTAの車が人気とのこと。

ミャンマーではこれは新車です!

その中でもみんがが欲しがるのは4WDのランドクルーザーとかプラド、サーフとか。あとクラウン。
けどこれらはやはり高いので一番売れているのは10年落ちのバンらしいです。
日本だと営業車として多く利用されているPROBOXが一番売れているようです。

今回視察した中古車センターには常時20台近くが展示出来るスペースだったのですが、このサイズのお店で1ヶ月に50台売れるらしい。
1ヶ月に店内の展示車がおよそ3回転する感じですね。

今後は自動車修理店のニーズがもっと高まっていくだろうとのことでした。
なかなかおもしろい視察でした。





  
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Posted by フクシママサト at 17:23