黒門市場のインバウンド(外国人観光客)の取り組みが素晴らしい。

フクシママサト

2015年01月29日 00:25

先日ですがテレビのロケで黒門市場に行きました。
BATTERAのスタッフは過去に取材に行ってましたが、僕自身が行くのは久しぶりでした。

久しぶりの黒門市場は平日にも関わらず本当に多くの外国人観光客で賑わっていました。
この日は体感的に70%くらいが外国人観光客で残り30%が日本人という感じでした。

数年前から外国人観光客の誘致に市場全体で取り組まれていて着実にその成果が出ているようです。
やっぱり数年前から取り組んでいるだけあってきっちりとポイントは押さえてるなーと思いました。

フリーWi-Fiを完備!


市場内には数カ所の休憩所があり、市場内で買ったものを食べたり、休憩したり出来ます。
そして当然のようにFreeのWi-Fiが完備されています。

特にアジアから日本に旅行に来ている人たちは、旅行の様子をSNSにシェアすることも含めて旅行なんです。
「日本の○○という場所でこんなの食べてるよー!」ってそれぞれの国の友達にリアルタイムにUPしたいんです。

逆の立場になるとよくわかると思いますが、友人が海外旅行に行ってて「こんなの食べてるよ!」っていうSNSの投稿を見て「いいなー!ここ行ってこれ食べてみたいなー」って思ったことありませんか?

それを来た人にしてもらおうと思うなら、ネットの回線は必須なのです。
今はゲスト用のアクセスポイントを作れるルーターも1万円出せば買えるので観光施設やお店は絶対にFree Wi-Fiを入れるべきです。

POPやMENUが多言語対応


これも基本です。多言語は無理でも英語に対応するだけでもかなり違うと思います。


中華圏の人たちは漢字を使うのでまだなんとなく想像できることもあるらしいですが、英語圏の人は漢字が読めないので飲食店の看板だけ見ても何屋なのか全くわからないということを以前に観光客の人に聞きました。

なので一部でも英語にしてあげると良いと思います。
黒門市場内のお店でもPOPなどを多言語にしているお店は少なくて英語のみというお店が多かったです。


ニーズに柔軟に対応



イートインスペースを設けたのも実際の観光客のニーズを汲み取ってのことらしいです。


考えてみれば観光客は新鮮な食材を購入出来ても、それを調理することの出来る所に宿泊している人はかなり少数だと思います。
なので買ってその場で食べれたり、更に調理までしたりというサービスを始めたようです。

実際こんな風に新鮮な食材を食べ歩ける場所があれば旅行に来た人はみんな行きたいと思うでしょう。
そしてそこにWi-FIの環境があれば多くの人が新鮮な商材と食べる様子をUPするのは容易に想像できます。

外国人が増えたことによって、元々のローカルのお客さんから買い物がしにくくなったというクレームが来たりということもあるようですがうまく共存していって欲しいと思います。

これからインバウンドへ取り組まれる方、黒門市場はすごく参考になると思います。
是非一度行ってみてください。外国人の多さにビックリすると思いますよ。



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